お墓などの石材では一つの部材に大きさの制限があるため、
必ず石の接合部に目地があります。
本来は、組積造における石積みや煉瓦積みの部材の接合部を意味します。
ある範囲の隙間が生じる場合「目地」と呼ばれています。
目地には何かが充填される場合と空隙のままの場合があります。
目地は凹形か平が多いですが、「出目地(でめじ)」と呼ばれる凸形の目地もあります。
目地は機能的意味だけではなく、意匠的にも意味を持ちます。
どの位置に目地を設けるかという「目地割り(めじわり)」は重要な設計行為です。
本来は外に置かれる場合、風雨の浸入を防ぐためにも隙間があってはなりません。
石・煉瓦・タイルの場合はモルタルを目地とするのが普通ですが、
経年変形を吸収するために「シーリング」と呼ばれる弾力性のある
シリコンなどの合成樹脂を充填することが多いです。
ただ石に比べてシリコンなどの合成樹脂は寿命が短いため メンテナンスが必要です。
図面課:太田
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