雪解け後に見つかる「目地のひび割れ」対策と費用

北海道の厳しい冬は、人間だけでなくお墓にとっても過酷な環境です。特に注意が必要なのが、石と石をつなぐ「目地(めじ)」の劣化です。

今はまだ深い雪の下で眠っているお墓ですが、雪解け後に久しぶりにお参りに行くと「あれ?石のつなぎ目が割れている」「なんとなくお墓が傾いている気がする」といったトラブルが見つかるケースが後を絶ちません。

これは北海道特有の凍結による膨張が原因です。本日は、春のお参りシーズンを前に知っておきたい、お墓の目地トラブルとリフォームについて解説します。

なぜ冬を越すと「目地」が傷むのですか?

お墓の石と石の隙間を埋めている目地材は、年数が経つにつれて少しずつ劣化します。そこに雨や雪解け水が入り込み、冬の寒さでその水分が凍ると、体積が膨張します。

水は氷になると体積が約9%増えます。この「氷が広がる力」は非常に強力で、石の隙間を内側から押し広げてしまいます。これを繰り返すことで、目地がボロボロになったり、最悪の場合は重たい墓石そのものがズレてしまったりします。

古い「セメント目地」は要注意です

一昔前のお墓は、つなぎ目にセメントを使用していました。セメントは硬い反面、揺れや膨張に弱く、北海道の気候では10年〜20年程度でひび割れや脱落が起きやすい傾向にあります。

春のお参りでチェックしたい3つのポイント

雪が解けて春のお彼岸にお参りに行く際は、ぜひ以下のポイントを確認してみてください。

  • 目地の脱落:石のつなぎ目のセメントが取れて、向こう側が見えたりしていませんか?
  • 石のズレ:触ってみてグラグラしたり、本来の位置から数ミリ動いていたりしませんか?
  • 水シミ:晴れているのに、目地周辺だけいつまでも濡れているようなシミはありませんか?

これらはすべて、お墓内部に水が浸入しているサインです。放置すると、納骨室(カロート)の中に水が溜まる、といったリスクが高まります。

帝北石材の「シリコン目地」リフォーム

私たち帝北石材では、お墓の目地補修に墓石専用のシリコンコーキング剤を使用しています。これはゴムのような弾力性を持っており、寒暖差による石の伸縮にも対応しています。

水を通さず、長期間にわたって接着力を維持できるため、北海道のお墓には最適な素材です。

早めの補修が費用を抑えるコツです

目地の補修だけであれば、費用は数万円程度(※サイズによります)で済みます。しかし、放置して石が大きくズレてしまうと、一度お墓を解体して組み直す大掛かりな工事が必要になり、費用も高額になってしまいます。

「少しヒビが入っているけれど、まだ大丈夫かな」と思っているうちに、ダメージは進行します。雪解け後のお参りで気になるところがあれば、その部分の写真を撮り、私たちにご相談ください。

春工事のご予約はお早めに

例年、雪解け後、特に4月〜5月は、お墓の点検やリフォームのご相談が集中します。春のお彼岸やゴールデンウィークに合わせてきれいにしたいとお考えの方は、今のうちから情報収集を始めるのが得策です。

帝北石材では、現在のお墓の状態を拝見し、必要な処置だけを明確に見積もりいたします。まずはお墓の健康診断としてお気軽にご利用ください。

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