神道式のお墓に彫刻されている漢字のお話

先日、友人から「この漢字何て読むの?」とお墓の写真を見せられました。友人の嫁ぎ先のお墓の写真ということで、このような文字が彫刻されていました。

これは「ていほくけおくつき」と読みます。

  

「おくつき」とは、神道(しんとう)式のお墓に彫刻される文字で「奥(おく)」とは奥深い場所の「奥」や「置く」を意味し「城(き)」は、棚・壁などで四辺を取り囲んだ一郭の場所で「柩(ひつぎ)」の意味を持ち、奥都城(おくつき)とは「奥深い所にあって外部から遮られた境域」や「柩を置く場所」を意味している。

  

仏教式では宗派によってお題目が彫られますが神道式のお墓にはこの奥都城が彫られることが多いので形は和式のお墓でも一目で違いの分かる部分でもあります。他にも神道式のお墓には棹石の上部を尖らせる「兜巾(ときん)」が施されるのも特徴のひとつです。仏式と神道式のお墓の違いは細かい部分ではまだ他にもあるのですが、お墓に彫られる文字や形には様々な意味や想いが込められているということが分かります。お墓に関する疑問やご質問などございましたらご遠慮なく当社までご質問ください。

ときわギャラリーでは常時お墓の相談会を開催しております。雪解け後の建立やリフォームをお考えの方は是非ご来店ください。


お問い合わせ先
お墓の総合展示場[ときわギャラリー]
札幌市南区石山東7丁目7-34
フリーダイヤル(0120)16-1483