五輪塔の彫刻について

彫刻デザイン担当の東川です。

本日、ご紹介するのは五輪塔の彫刻です。
五輪塔(ごりんとう)は北海道の墓地で見かけることは
少ないかもしれませんが、古くからあるお墓の形です。

五輪塔は平安時代頃から日本で作られてきたそうで、
仏教的な供養塔として建てられてきたものです。

独特な形は下から
1.方形=地輪(ちりん)
2.円形=水輪(すいりん)
3.三角形(または笠形、屋根形)=火輪(かりん)
4.半月形=風輪(ふうりん)
5.宝珠形=空輪(くうりん)
の五つの部分は古代インドでは宇宙の構成要素・元素と考えられていました。

五輪塔への彫刻は梵字(ぼんじ)を刻むことが多く、私も最初は読めませんでした。
下から「1.地(ア a)、2.水(ヴァ va)、3.火(ラ ra)、4.風(カ ha)、5.空(キャ kha)」と読みます。
当社でも改葬・改建などの際に自分たちの入るお墓の他に
この五輪塔を建ててご先祖様のお骨を納め、ご供養をされています。
この独特な形は、ご先祖様へ感謝の気持ちの象徴とも言えるのかもしれません。


お問い合わせ先
お墓の総合展示場[ときわギャラリー]
札幌市南区石山東7丁目7-34
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